食のセレクトショップ、DEAN & DELUCA（ディーンアンドデルーカ）は、日本進出20周年を記念した周年施策の一環として、2023年6月からハッシュタグ投稿キャンペーンを開催。
InstagramかTwitter（現X）でハッシュタグ「#DDとわたし」を添え、DEAN & DELUCAの愛用品や思い出などを投稿した人の中から抽選で20名に周年限定の商品をプレゼントしました。

開催規模は決して大きくはないものの、写真投稿型SNSと相性の良い取扱い商品や、ファンが欲しくなる景品など、ロイヤルカスタマー層に刺さる設計となっており、周年記念の機会を活用したロイヤリティ向上の狙いが見えます。

2020年1月に創業50周年を迎えたミスタードーナツは、ミスタードーナツとの思い出を投稿する「#ミスドの思いド」キャンペーンを実施しました。 参加者はTwitter（現X）とはがきのどちらかを選択。Twitterは140字でつぶやく「つぶやき部門」と、notoにアカウントを登録し、長文で作品を投稿する「語る部門」を設置しました。応募作品の中から選考で1名に5000円分のミスタードーナツカードと作品を店内BGMでオンエアする権利を進呈しています。

長年、多くの人に愛されてきたからこそ盛り上がるお題と、Twitterとはがきという、老若男女が参加しやすい応募方法で、ミスタードーナツの客層に的確にアプローチし、ブランドイメージをより強固にしています。

食品メーカーのマンナンライフは2021年、人気商品「蒟蒻畑」の生誕30周年を記念して、Twitter（現X）を活用した2つの消費者キャンペーン、「蒟蒻畑フレーバー総選挙2021」「蒟蒻畑作りますキャンペーン」を展開しました。

「蒟蒻畑フレーバー総選挙2021」では、歴代フレーバー48種から好きなフレーバーを選び、Twitterで「蒟蒻畑の思い出」と「＃蒟蒻畑○○味に一票」で応募します。応募者には抽選で「蒟蒻畑」と「こんにゃく」を自宅で作ることができる「おうち蒟蒻畑＆おうち蒟蒻」を進呈。商品の知名度と「選んで投票」という参加のしやすさを生かし、多くの人に参加してもらうことで、ブランドや周年の認知向上につなげました。

一方、「蒟蒻畑作りますキャンペーン」は、Twitterで「＃あなたが食べたい蒟蒻畑作ります」をつけて「私は○○味の蒟蒻畑が食べてみたい」をツイートしたユーザーの中から抽選で1名に希望の味の蒟蒻畑をプレゼントするというもの。商品化せず、一人のためだけに作るというプレミアム感で、話題化を図っています。